📋 この記事でわかること
- 施設ケアマネジャーとは何か——定義・勤務先・担当件数の基礎知識
- 施設ケアマネの仕事内容7つの詳細(ケアプラン作成・アセスメント・サービス担当者会議・モニタリング・家族対応・多職種連携・書類業務)
- 施設ケアマネの一日のタイムスケジュール(特養・有料老人ホーム別)
- 施設形態(特養・老健・有料老人ホーム・グループホーム)別の役割と特徴
- 施設ケアマネ vs 居宅ケアマネ——徹底比較表
- 施設ケアマネのやりがいと大変な点のリアルな声
- 施設ケアマネに向いている人・向いていない人の特徴
- 施設ケアマネの年収と転職方法
- よくある質問(FAQ)7問
「施設ケアマネって居宅ケアマネと何が違うの?」「特養・老健・有料老人ホームでの仕事内容に差はある?」「施設ケアマネに向いている人はどんな人?」——ケアマネジャーを目指す方、または施設ケアマネへの転職を検討している方にとって、これらの疑問は非常に重要です。
施設ケアマネは介護施設に入居している利用者のケアプランを作成し、その方が施設でその人らしい生活を送れるよう多職種と連携しながら支援する専門職です。居宅ケアマネと比べて担当件数が多い・施設内での多職種連携が密・介護業務を兼務することがある——などの特徴があり、仕事の性質がかなり異なります。
この記事では、施設ケアマネの仕事内容を7つの業務に分けて詳細に解説するとともに、施設形態ごとの違い・居宅ケアマネとの比較・やりがいと大変な点まで徹底解説します。
施設ケアマネとは——基礎知識
施設ケアマネとは、特別養護老人ホーム(特養)・介護老人保健施設(老健)・有料老人ホーム・グループホームなどの介護施設に在籍して働くケアマネジャーのことです。ケアマネジャーの正式名称は「介護支援専門員」で、介護保険法に基づく公的資格です。
施設ケアマネの担当件数
居宅ケアマネとの最大の違いのひとつが担当件数です。
| 種別 | 担当件数の上限 | 特徴 |
|---|---|---|
| 施設ケアマネ | 最大100件(施設入所者) | 同一施設内の利用者を担当するため移動なし。観察がしやすい |
| 居宅ケアマネ | 最大39〜44件(在宅利用者) | 利用者宅への訪問が必要。多様な外部サービスとの調整が多い |
施設ケアマネは最大100件という大きな担当件数になりますが、これは施設内にいる入所者を担当するため移動が不要で、利用者の状態も観察しやすいという環境から設定されています。実際には施設規模や複数ケアマネの配置によって、1人あたりの実質的な担当件数は50〜100件程度になるのが一般的です。
出典:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」をもとに作成。
施設ケアマネが働く主な施設
| 施設形態 | 入所定員 | ケアマネの配置基準 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 特別養護老人ホーム(特養) | 30人以上 | 入所者100人に1人以上 | 要介護3〜5の重度者が多い。看取りケアも担当 |
| 介護老人保健施設(老健) | 30人以上 | 入所者100人に1人以上 | 在宅復帰を目指すリハビリ重視。医療連携が密 |
| 有料老人ホーム(介護付) | 施設による | 入所者100人に1人以上 | 自立〜重度まで幅広い。ホスピタリティ重視 |
| グループホーム(認知症対応型) | 5〜9人/ユニット | 3ユニット以上で1人以上 | 認知症専門。少人数・家庭的な環境 |
| 介護医療院 | 施設による | 入所者100人に1人以上 | 医療ニーズが高い利用者。看護師との連携が最重要 |
施設ケアマネの仕事内容——7つの業務を詳細解説
施設ケアマネの仕事は多岐にわたります。以下の7つの業務に分けて、それぞれの具体的な内容を解説します。
アセスメントとは、利用者の心身の状態・生活歴・本人の希望・家族の希望・現在の課題を調査し評価する作業です。施設入居時のアセスメントが最も重要で、「この方にどのようなケアが必要か」「何を大切にして生活されているか」を把握する、ケアプランの根拠となる情報収集です。
アセスメントでは、厚生労働省が示す「課題分析(アセスメント)標準様式」を活用します。身体機能・認知機能・ADL(日常生活動作)・生活環境・社会関係・コミュニケーション・服薬状況・栄養状態など15項目以上にわたる広範な情報を収集します。
施設ケアマネが特に留意すべき点は、「本人の意向と家族の意向が異なる場合の調整」です。入居を本人は望んでいなかったケース、家族と本人で希望するケアの方向性が違うケースなど、難しい場面での傾聴力・調整力が求められます。
ケアプラン(介護サービス計画書)は、利用者一人ひとりに必要な介護サービスと支援の内容を記載した計画書です。施設ケアマネが作成するのは「施設サービス計画書」で、居宅ケアマネが作成する「居宅サービス計画書」とは内容が異なります。
施設サービス計画書には、入居者の長期目標(6か月〜1年の目標)・短期目標(3か月ごとの達成可能な目標)・それを達成するためのサービス内容(介護・看護・リハビリ・栄養管理・レクリエーション等)を詳細に記載します。
作成後は入居者・家族に説明し同意を得ることが必要です。また少なくとも3か月ごとに見直し(モニタリング)を行い、状態の変化や本人・家族の希望の変化に合わせてケアプランを更新します。入居者の体調変化・退院・家族の介護方針変更など、臨時の見直しが必要になるケースも多いです。
「認知症の方のケアプランを作るとき、家族に昔のアルバムを持ってきてもらい、その方の生活歴・好きなこと・仕事のことを教えてもらいます。その情報をもとにケアプランに『昔の職業(農業)にちなんだ活動を取り入れる』と記載したら、その方が見違えるように穏やかになりました。ケアプランが人の生活を変える瞬間が最高のやりがいです」(39歳・女性・特養ケアマネ)
サービス担当者会議(担当者会議)は、ケアプランの内容を関係するすべての職種・担当者が集まって検討・共有する会議です。施設ケアマネが司会進行役を担い、会議の運営責任者となります。
参加者は施設ケアマネ・施設長(または代理)・担当介護士・看護師・医師(必要時)・リハビリ担当(理学療法士・作業療法士)・管理栄養士・生活相談員、そして場合によっては入居者本人・家族です。多い場合は10名以上が参加する大規模な会議になります。
会議では①現在の入居者の状態(ADL・認知機能・体調)②ケアプランの目標進捗③各担当者からの気づきや問題提起④ケアプランの変更提案⑤今後の支援方針の合意——を進めていきます。各職種の意見が対立する場面もあり、利用者・家族の意向を軸に調整する高いコーディネート力が求められます。
開催頻度はケアプラン作成時・更新時・状態変化時・家族からの申し出時などです。施設ケアマネは毎月複数回の担当者会議を主導することになります。会議の議事録作成・参加者への事前連絡・議題の整理も施設ケアマネの業務です。
モニタリングとは、作成したケアプランが適切に実施されているか、また利用者の状態や生活に変化がないかを定期的に確認・記録する業務です。施設ケアマネは少なくとも1か月に1回のモニタリングを実施し、記録を残すことが義務付けられています。
居宅ケアマネのモニタリングが「利用者宅への訪問」を必要とするのに対し、施設ケアマネは施設内にいるため毎日の観察・スタッフからの報告・日常的な声かけもモニタリングの一部になります。これが施設ケアマネの大きな強みであり、居宅ケアマネよりも利用者の変化を素早く把握できるという特徴があります。
モニタリングで把握した情報(ADLの変化・表情・食事量・睡眠状態・家族との関係性等)はモニタリング記録として文書化します。状態変化が著しい場合はケアプランの臨時見直し・サービス担当者会議の開催につなげます。
施設ケアマネは入居者の生活に関するあらゆる相談窓口です。入居者本人からの「もっと外出したい」「食事が合わない」「担当職員が変わったのが不安」といった声、家族からの「認知症が進んでいるように見えるが大丈夫か」「最期は施設でお世話になりたい(看取り)」「医療処置について相談したい」など、多岐にわたる相談に対応します。
入居者本人の希望と家族の希望が一致しないケースは施設ケアマネが最も難しいと感じる場面の一つです。例えば「本人は施設を退所して自宅に戻りたいが、家族は施設での生活継続を望んでいる」ケース。どちらの気持ちも大切にしながら、最善の方向性を一緒に考える傾聴力と調整力が求められます。
また、看取りケアに関する家族との話し合い(人生の最終段階における医療・ケアの意思確認)も施設ケアマネの重要な役割です。医師・看護師と連携しながら、家族が納得できる方向性を丁寧に確認していきます。
「家族が施設に来るのは月に1〜2回のことが多いです。その限られた時間で入居者の状態と施設の取り組みを正確に伝え、家族の不安を解消することが私の大切な仕事です。電話でもこまめに状態報告するようにしています。家族から『安心して預けられます』と言ってもらえたときが一番嬉しい瞬間です」(42歳・女性・有料老人ホームケアマネ)
施設ケアマネは施設内のすべての職種と連携する立場にあります。日常的に行う連携業務として「介護士への申し送り」「看護師への医療情報の確認と共有」「リハビリ職への利用者の意向の伝達」「栄養士への食事に関する利用者の希望の伝達」「医師への状態変化の報告と医療判断の確認」などが含まれます。
施設ケアマネが特に難しいと感じる場面は、各職種間の意見が対立するときです。「医師はリハビリを続けるべきと言うが、介護士は本人が嫌がっていると言う」「看護師は食事制限を厳しくしたいが、本人はもっと食べたいと言う」——このような場面でケアプランを軸にチーム全体の方向性を統一するのが施設ケアマネの役割です。
また施設によっては、施設ケアマネが「ケアカンファレンス(会議)の企画・運営」「施設全体の介護の質向上のための取り組み」「新人職員へのケアプランについての説明」なども担う場合があります。経験を積んだ施設ケアマネは、実質的に施設の介護の質を引き上げるリーダー的役割を果たします。
施設ケアマネには多くの書類作成業務があります。主なものは①施設サービス計画書(ケアプラン)の作成・保管・更新 ②モニタリング記録(月1回以上) ③サービス担当者会議の議事録 ④アセスメントシート ⑤介護給付費の請求関連書類——です。
特に月末〜月初にかけての給付管理業務は施設ケアマネの繁忙期です。前月分の介護サービス提供実績を確認し、国保連(国民健康保険団体連合会)への請求データを作成します。請求の締め切りは毎月10日(実質8日までの完了が推奨)で、この時期は残業が発生することも多いです。
近年は介護ソフト(ケアマネソフト)の普及により書類業務のデジタル化が進んでいます。また「ケアプランデータ連携システム」(2023年〜)の活用で事業所間のデータ送受信が効率化されています。ICTを積極的に活用できる施設ケアマネはこれらの効率化ツールを使いこなすことで、書類業務の負担を大幅に減らせます。
施設ケアマネの一日のタイムスケジュール
特別養護老人ホーム(特養)の施設ケアマネの一日
夜間の入居者の状態変化・特記事項を確認。今日の業務スケジュールを整理する
新規入居者のアセスメント記録の整理・ケアプラン原案の作成・モニタリング記録の更新
担当入居者のフロアを巡回し声かけ。表情・様子・食事量の確認。スタッフへの聞き取り
対象入居者についての多職種合同会議を主導。議事録作成・参加者への周知は事前に実施
面会に来た家族への状態報告・ケアプランの説明・家族からの相談受付。電話での定期報告も
医療機関・薬剤師・訪問歯科・在宅医との連絡。入退院時の連携・情報共有
モニタリングで確認した内容をケアプランに反映。月初は給付管理業務が集中
介護スタッフ・看護師との申し送り。翌日の面談・会議の準備
有料老人ホームの施設ケアマネの一日の特徴
有料老人ホームの施設ケアマネは特養と基本的な流れは同じですが、以下の点が異なります。
- 入居相談・見学対応:新規入居希望者への施設説明・見学案内を担当するケースが多い
- 入居時の契約手続き:入居契約・重要事項説明書の説明・初回アセスメントの実施
- 自立度が高い利用者が多い:ADLが高い利用者も多く、希望する活動・外出・趣味への支援もケアプランに盛り込む
- 家族との情報共有の頻度が高い:費用が高い施設ほど家族の期待・要望が大きく、ケアマネへの問い合わせも多い傾向
施設形態別の役割と特徴
特別養護老人ホーム(特養)の施設ケアマネ
特養の施設ケアマネは、要介護3〜5の重度の介護が必要な方を担当します。ターミナルケア(看取り)に関わる機会が多く、「人生の最終段階における意思決定支援」が重要な役割のひとつです。入居者の状態変化が大きく、ケアプランの臨時見直しが多い点も特養の特徴です。
特養では医療的ケア(たん吸引・経管栄養等)を実施している入居者も多く、看護師・医師との連携が不可欠です。施設ケアマネは「医療とケアをつなぐ」コーディネーターとしての役割が特に重要になります。月給は施設形態の中で最も高く(約41.6万円)、夜勤手当が加算される場合もあります。
介護老人保健施設(老健)の施設ケアマネ
老健は在宅復帰を目指すリハビリ中心の施設です。施設ケアマネには「入所者が自宅に戻れるよう支援するケアプランの作成」が中心的な役割になります。入所期間が特養より短期(3〜6か月が目安)であるため、ケアプランの見直し頻度が高く、退所後の在宅サービスの手配・居宅ケアマネへの引き継ぎも重要な業務です。
理学療法士・作業療法士・言語聴覚士とのリハビリ連携が日常的にあるため、リハビリの目標と介護のケアプランを整合させる調整力が求められます。「退所後の生活をイメージしながらケアプランを立てる」というやりがいが老健ならではです。
有料老人ホームの施設ケアマネ
有料老人ホームは入居者の自立度の幅が広く(自立〜要介護5まで)、一人ひとりの個別性を大切にしたケアプランの作成が求められます。趣味・生きがい活動・外出支援・家族との関わり方など、生活の質(QOL)に関わる内容もケアプランに盛り込みます。
大手法人の有料老人ホームでは研修体制が充実しており、新任の施設ケアマネでもサポートを受けながら仕事を覚えられる環境が整っています。また外部の「地域密着型サービス」や「医療機関」との連携も老健と同様に重要です。
グループホームの施設ケアマネ
グループホームは認知症の高齢者が少人数(5〜9人/ユニット)で共同生活する施設です。ケアマネジャーは3ユニット以上の施設に1人以上の配置が基準です。小規模施設が多いため、施設ケアマネが生活相談員・フロアリーダーを兼務するケースも多いです。
グループホームでは認知症ケアの専門性が特に求められます。認知症ケア専門士の資格を持った施設ケアマネは高く評価される傾向があります。担当件数は少ない一方で、認知症進行に伴う頻繁なケアプランの見直しが必要です。
施設ケアマネ vs 居宅ケアマネ——徹底比較
| 比較項目 | 施設ケアマネ | 居宅ケアマネ |
|---|---|---|
| 勤務場所 | 特養・老健・有料老人ホーム等の施設内 | 居宅介護支援事業所 |
| 担当件数上限 | 入所者100人まで | 39〜44件 |
| 利用者との距離感 | 同じ施設内のため毎日接触可能 | 月1〜2回の訪問が基本 |
| ケアプランの内容 | 施設内サービスで完結(食事・入浴・リハビリ等) | 在宅サービスの組み合わせ(訪問介護・デイ・福祉用具等) |
| 移動 | ほぼなし(施設内で完結) | 車・自転車で利用者宅を訪問 |
| 夜勤 | 施設によってあり(兼務の場合) | ほぼなし |
| 外部連携の多さ | 比較的少ない(施設内での調整が中心) | 多い(多数の外部サービス事業者と調整) |
| 平均月給 | 約40〜42万円(特養・老健) | 約32〜36万円 |
| 書類業務 | やや少ない(外部との書類のやりとりが少ない) | 多い(複数事業者との書類の受け渡し) |
| 緊急対応 | 施設内スタッフと協力して対応(責任は分担) | 深夜・休日も電話がかかるケースあり |
| 向いている人 | 特定の利用者と長期的に関わりたい・施設内での連携が好き | 自律的に動きたい・地域に根ざして働きたい |
施設ケアマネのやりがいと大変な点
やりがい
- 利用者と長期的・継続的な関係が築ける:入居者が毎日施設にいるため、日々の変化を見守りながら長期的に関係を深められます。「この方のことを一番よく知っている」という深いやりがいが生まれます
- 多職種チームの中心として大きな影響力を持てる:医師・看護師・リハビリ職・介護士をつなぐ調整役として、施設全体のケアの質に影響を与える存在です
- 看取りケアを通じた深い関わり:特養・有料老人ホームでは看取りに関わる機会があります。人生の最終段階に携わることは大変な面もありますが、深い使命感とやりがいにつながります
- 夜勤なし・日勤中心で働けるケースが多い:施設ケアマネは多くの施設で日勤のみの勤務形態です。体力的な余裕を保ちながら長く働けます
「認知症が進行していても、その方の生活歴や好きなことを大切にしたケアプランを作ることで、表情が変わる瞬間があります。利用者様と毎日接しているからこそ、ケアプランに書いたことが本当に実現できているかをリアルタイムで確認できる。これが施設ケアマネの一番の魅力だと思います」(45歳・男性・特養ケアマネ)
大変な点
- 担当件数が多く業務量が増えやすい:100件の担当は書類作成量も多く、月初の給付管理期間は特に繁忙になります
- 利用者・家族・職員の間で板挟みになることがある:各立場からの要望が対立するとき、中立的な立場で調整するプレッシャーがあります
- 介護業務との兼務がある施設もある:施設規模が小さい場合や人手不足の施設では、ケアマネ業務と介護業務を兼務するケースがあります。兼務比率が高いと本来のケアマネ業務に集中しにくくなります
- 緊急時・夜間の対応が求められる場合がある:施設によっては緊急時に施設ケアマネへの連絡が入ることもあります
施設ケアマネに向いている人・向いていない人
- 特定の利用者と長期的・継続的な関係を築くことにやりがいを感じる
- 多職種(医師・看護師・リハビリ職等)と連携・調整するのが得意・好き
- 夜勤なし・日勤のみの安定した生活リズムを希望している
- チームの中で調整役・まとめ役を担うことが向いている
- 書類作成・記録業務を丁寧にこなせる
- 介護福祉士として現場経験があり、現場の視点からケアプランを組みたい
向いていない可能性がある人
- 外を自由に動き回る働き方が好き(居宅ケアマネの方が向いている)
- 書類業務・デスクワークが非常に苦手
- 担当件数が多い環境でプレッシャーを感じやすい
- 施設内の特定の人間関係・環境に閉塞感を感じやすい
「特養のケアマネから居宅ケアマネに転職しました。施設では利用者と毎日会えたけれど、居宅では月1〜2回の訪問になりもどかしさを感じることもあります。でも利用者の自宅という『その方の生活の場』に入れることの尊さを感じています。施設ケアマネと居宅ケアマネ、どちらも違う魅力があります」(40歳・女性・居宅介護支援事業所)
施設ケアマネの年収と転職方法
施設ケアマネの年収は勤務する施設形態によって異なります。特養・老健の施設ケアマネが最も高く、月給約40〜42万円(年収480〜505万円)が目安です。有料老人ホームは月給約37〜39万円(年収444〜468万円)、グループホームは月給約35〜38万円(年収420〜456万円)程度です。
施設ケアマネへの転職を考えている方は、転職エージェントの活用が最も効果的です。マイナビ介護職・レバウェル介護はケアマネ求人の保有数が豊富で、「施設ケアマネ未経験でも丁寧に指導してくれる施設」「介護業務の兼務が少ない施設」といった詳細な条件での絞り込みができます。
- ケアマネ業務と介護業務の兼務比率はどのくらいか(「ケアマネ専任か兼務か」は働き方に大きく影響)
- ケアマネを何名体制で配置しているか(多い方が1人あたりの担当件数が少なくなる)
- ケアマネソフト・ICTの活用状況(書類業務の効率化に直結)
施設ケアマネへの転職を有利にする4つの準備
① 介護福祉士としての現場経験を整理する:施設ケアマネの面接では「現場で培った介護の視点をケアプランにどう活かすか」を問われます。前職での担当ユニット・利用者との関わり・多職種連携の経験を具体的なエピソードで話せるよう準備しましょう。
② ケアマネ資格の更新状況を確認する:ケアマネジャーの資格証(介護支援専門員証)は5年ごとに更新が必要です。更新研修を修了していない場合は就業できないため、転職前に有効期限を確認しましょう。
③ 介護ソフトの操作経験をアピールする:ケアマネの書類業務は介護ソフトで行います。前職で使用したソフト名(ワムネット・カイポケ・ほのぼのNEXT等)を履歴書・職務経歴書に記載することで即戦力性をアピールできます。
④ 複数のエージェントに並行登録して求人を比較する:マイナビ介護職・レバウェル介護に並行登録し「施設ケアマネ専任の求人・ケアマネ複数体制・ICT活用あり」という条件で比較することで、最も自分に合った転職先を見つけられます。
よくある質問(FAQ)
Q. 施設ケアマネは夜勤がありますか?
Q. 介護福祉士からケアマネになるには何年かかりますか?
Q. 施設ケアマネと居宅ケアマネ、どちらが業務負担が大きいですか?
Q. 施設ケアマネは一人体制の施設が多いですか?
Q. 施設ケアマネ未経験でも転職できますか?
Q. 施設ケアマネのケアプランと居宅ケアマネのケアプランはどう違いますか?
Q. 施設ケアマネに転職する際、どのエージェントがおすすめですか?
まとめ——施設ケアマネは「利用者の施設生活全体を支えるプロフェッショナル」
施設ケアマネの仕事は、アセスメント・ケアプラン作成・サービス担当者会議・モニタリング・家族対応・多職種連携・書類業務の7つの業務で構成されています。
居宅ケアマネとの最大の違いは「同一施設内で利用者と毎日接しながら長期的に支援できる」という点です。利用者と深い関係を築きながらチームの調整役としてやりがいを感じる方に、施設ケアマネは非常に適した仕事です。
施設ケアマネへの転職を考えている方は、まず転職エージェントに相談して「ケアマネ専任か兼務か」「複数ケアマネ体制か」「ICT活用状況」といった詳細な情報を収集した上で応募施設を選びましょう。登録・相談はすべて無料です。
※本記事は2026年4月時点の情報をもとに作成しています。ケアマネジャーの配置基準・業務内容は介護保険法・厚生労働省の通知に基づきます。制度改正により変更される場合があります。最新情報は厚生労働省の公式サイトでご確認ください。
